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カプコン、『バイオハザード:レクイエム』をオープンワールドから一人称ホラーにシフト

著者:Kristen アップデート:Dec 19,2025

カプコンは、『バイオハザード:レクイエム』の開発において、当初はオープンワールド形式やオンライン機能を検討していたが、従来の手法に回帰したことを明らかにした。

開発者ダイアリービデオで、ディレクターの中西康司が、廃案となったバージョンの一部を公開。複数の主人公による激しいガンプレイが特徴だった。

最終的に、カプコンはバイオハザードシリーズのホラーの本質に焦点を戻したと開発陣は確認した。来年発売予定の『レクイエム』は、シングルプレイヤー、オフライン体験となる。

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「このゲームには多くの要素を詰め込み、開発初期には様々なシステムを検討しました」と、プロデューサーの川田将央は述べた。

「噂は聞いていたかもしれません」と、中西は付け加えた。「オンラインおよびオープンワールドのバイオハザードをテストしましたが、それらのコンセプトはファンの期待に沿うものではありませんでした。そこで一から作り直し、『バイオハザード:レクイエム』を制作したのです」

廃止された『レクイエム』のオンラインバージョンの短い映像が、以下から視聴可能だ:

中止されたバイオハザード9プロジェクト pic.twitter.com/Vu7z2tlppQ

— Waleed (@Waleedx2007) 2025年6月27日

アートディレクターの高野友紀は、『レクイエム』の都市設定、ラクーンシティへの回帰を含めて、近年の作品との差別化を図っていると説明した。

『バイオハザード7』、『バイオハザード ヴィレッジ』、『バイオハザード RE:4』は地方の田舎が舞台だったのに対し、『レクイエム』は都市環境を強調している。

「過去の作品は田舎や自然の風景に依拠していました」と、高野は語った。「今回は、都市景観、特にラクーンシティでの現代的なドラマチックなシナリオに焦点を当てています」

『レクイエム』がシングルプレイヤー重視であり、舞台設定が明確である一方で、人気キャラクターのレオン・S・ケネディがFBIエージェントのグレース・アッシュクロフトと共に操作可能か否かについては、カプコンは曖昧な態度を保っている。

カプコンスポットライト2025の放送で、中西はレオンはホラー調に合わない可能性を示唆したが、登場の可能性を完全に否定はしなかった。ファンの間では、レオンが『レクイエム』のアクション志向のシークエンスで主役を務めるのではないかと推測されている。